「観る」のご案内|湖北省観光局
李白の代表的な漢詩にてその名を知られる名楼
- 黄鶴楼
蒼々とする蛇山の辺に、浩浩とする長江の浜に位置する黄鶴楼は湖南省岳陽楼、江西騰王閣と共に「江南の三大名楼」と言われます。
それに、黄鶴楼はこぼすほどに詩に満ちる楼です。おばしまにもたれ、浮雲の中に身が置かれ、目の前の現代化された綺麗な都市、古代の文明と現代文化を融合している息吹きが心の中に流れてきて、歴史の深さに「いま」を忘れるほど夢中になります。千年来、黄鹤楼に詩賦で美しく飾られ、それで代々有名な詩人や詩歌を育ってきました。
伝説によると昔、李白が黄鶴楼をのぼる時、詩の創作意欲にあふれている中、崔顥の詩を見て絶賛しそれを超える詩は書け出せないことで、「一拳捶碎黄鹤楼,一脚踢翻鹦鹉洲,眼前有景道不得,崔颢题诗在上头」の「打油詩」という通俗的でユーモアに富んだ詩を書いた後、さっと筆を擱き(おき)黄鶴楼に関する詩を書くのはやめました。それで現在に有名な「擱筆亭」の由来となっています。古代の詩人が詩を残す勝地だけではなく、偉人である毛沢東にも愛され、「菩薩蛮·黄鹤楼」という詞を残しました。